Googleカレンダーの予定をチャットツールに通知する(Discord編)

目的

前手順でGoogle Apps Scriptの作成(カレンダーIDの設定含め)が完了しています
この手順ではGoogleカレンダーの情報を1日分、Discordに書き込むGoogle Apps Scriptを作成する方法について説明します
必要なもの: Discordの該当サーバーのWebhook作成権限

作業内容

WebhookのURLを取得

通知したいチャンネルの「チャンネルを編集」します

連携サービスの「ウェブフック」で「ウェブフックを作成」をクリックします
連携サービスの「ウェブフック」
作成されたウェブフックをクリックし、「ウェブフックURLをコピー」をクリックします
- クリップボードにURLがコピーされるので、どこかにメモっておいてください
  ウェブフックをコピー

プロジェクト設定(Discord用の設定)

Google Apps Scriptの画面に戻ります
- 歯車（プロジェクトの設定）をクリックします
「スクリプトプロパティを追加」をクリックします
- 表示されていなければ、「スクリプトプロパティを編集」を一度クリックしてください
プロパティと値が入力できるようになるので、以下のように入力し、「スクリプトプロパティを保存」をクリックしてください
- プロパティ: DISCORD_WEBHOOK_URL
- 値: 前手順でコピーしたウェブフックURLを貼り付けてください
名前とアイコン画像の設定(オプション/設定しない場合デフォルトの名前、画像が使われます)
オプション1)名前
- プロパティ: USER_NAME
- 値: 好きな名前を入力してください
オプション2)アイコン画像
- プロパティ: AVATAR_URL
- 値: 好きなアイコン画像のURLを入力してください(ブラウザでアクセスできる画像のURLである必要があります)

動作確認

ここまでで、カレンダーをDiscordに通知することができる状態となりました
左の<>マーク(エディタ)をクリックし、想定通り通知されるか確認してみます
確認のため、Googleカレンダーで翌日に適当な予定をいくつか作成しておいてください
- 翌日予定が存在しない場合、何も起こらないため、正常に設定できているか確認ができません
デバッグの右にあるプルダウンメニューに「notifyTaskDiscord」が表示されていることを確認し、「実行」をクリックしてください
承認ダイアログが表示されるので、「権限を確認」をクリックしてください
- Google Apps Scriptではデータをアクセスする際、あらかじめ承認が必要です
  権限の確認
アカウントを選択し、次のページでは目立たない「詳細」をクリックします(安全なページに戻るはダメです)
- 今回作成したGoogle Apps ScriptはGoogleが作ったものではないので、詳細を開き、続行します
  Google で確認されてないダイアログ
左下のリンク(安全ではないページって書いてあるやつ)を押下します
安全ではないページ
このGoogle Apps Scriptが使用するデータの使用許可を行います
- Googleカレンダーをへのアクセスと、外部サービスへの接続(WebhookのURLを使った投稿)
  Google Apps Scriptの許可
実行できてない場合は、再度「実行」をクリックしてください
- こういうログのが出て、何も起きない場合
  再試行して、許可してねログ
これまでの設定が正常に動作した場合、Discordに投稿されます
Discord投稿(成功)

トリガーの設定(通知するタイミング)

この手順で、いつDiscordに通知するかを指定します
左の時計マーク(トリガー)をクリックしてください
- 現在、なにもトリガーが存在しない状態です
  Google Apps Script - トリガー
右にある「トリガーを追加」をクリックします
- 実行する関数を選択: notifyTaskDiscord
- 実行するデプロイを選択: Head(デフォルト)
- イベントのソースを選択: 時間手動型(デフォルト)
- 時間ベースのトリガーのタイプを選択: 日付ベースのタイマー
- 時刻を選択: 通知したい時間
- エラー通知設定: エラーが発生したとき、通知されるメールのタイミング(なんでもOK)
  NotifyTaskDiscord のトリガーを追加
トリガーが設定されます
トリガー設定完了