marukot-chの日記

弱小SEの雑記です

田舎の教育と公共交通について(結論もなくつまらない話)

www3.nhk.or.jp

こちらの記事を読んだ。一部加筆の上、抜粋する。

 月に1度の定例記者会見でも“慎重に言葉を選ぶタイプの経営者”という印象だった長谷川社長。その長谷川社長が、これまで先送りにされてきた赤字路線の問題について「『輸送密度』が2000人に満たない路線はどのような形でも黒字化は難しい」「バスへの転換も含め検討」とはっきり口にしたことで、関係者に波紋が広がりました。
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 鉄道会社、とりわけ旧国鉄から民営化したJRには、公共インフラとしての役割が強く求められています。このため「地域の移動の足」である地方路線は、たとえ赤字であっても存続させ、利用客が多い都市部や、新幹線で得た収益で赤字を補うというビジネスモデルを確立
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 しかし、新型コロナの影響でリモートワークが定着するなど、ライフスタイルの変化によって、都市部でも鉄道需要が減少JR西日本の決算は、2020年度、2332億円の最終赤字となったのに続き、2021年度も最大1165億円の最終赤字になる見通しになっています。

 田舎は交通の便が悪いことが多い。自分の経験ではこんな感じだった。

  • 小学校は徒歩25分程度(2.5km)
  • 中学校は自転車15分程度(4km)
  • 高等学校は自転車25分程度(12km)

*小学校のときは冬はバスがあった気がする。中学校、高等学校は忘れた

 高等学校のころ、よく祖父母に車で送ってもらった覚えがあるので冬でもスクールバス的なものはなかったか。もちろん、電車は通ってない。コンビニなんてものは高校の近くまで行かないとないし、遊ぶところなんてその辺の野山くらいしかなかった。自分語り終わり。

 

 はてなブックマークでは、下記のようなことが書かれていた

  • バス転換にするとどうなのか掘り下げられていない
  • 輸送密度が低いところで鉄道を維持する意義は?
  • 引導を渡すべき

 例えば「バス転換」したとする。それはあくまで、急遽廃線してしまったための救済措置でしかない。今まで電車を使っていて通学していた学生は助かるが、今後はないのではないか(これは完全な妄想/経験者に是非語ってもらいたい)。もしそうなると、通うことができる学校が極端に減ってしまう。

 田舎は大学がないので外に出る事が多いイメージがあるけれど、もしかすると今後は高校からそうなってしまうのかもしれない。しかし、コストが嵩むので高校にすら行かせなくなる可能性もある(田舎の就学率はどうだっけ?)。

 また、バス通学できた場合でも、帰宅時間がカッチリ決まってしまう気もする(何段階か用意されるのだろうか?)。
 そもそも電車がないような田舎はバスもあまり整備されておらず、生活には自家用車が必須。子供の場合は、家族に車で送ってもらうか、自転車か徒歩で頑張るしかない。都会だったら定期券を使ってどこへだって行ける。この差は悲しい。インターネットだったら世界中一瞬でいけるのに、自分ではせいぜい地元の都会?くらいしかいけない*1。田舎で通信回線がADSLWiMAXだったらもう地獄なのでは*2

 

 そう、田舎は滅ぶべきなんだなぁと思った。

(人口密度が低い→)輸送密度が低い→廃線(公共インフラが不便)→引っ越す→高齢者率が上がり限界集落へ→...→田舎は滅ぶ

 フットワークの軽いもの、愛着がないもの、そういう人たちからいなくなり、おそらく最後に残るのは高齢者たち。限界集落になり、廃村まっしぐら。そんなイメージ。このサイクルから抜け出す方法はあるのか?
 この問題、どういうふうに解決するべきだろうか。解決するに値する問題なのだろうか?

 

 教育の問題については、リモート通学が標準化すれば解決するかもしれない。ただ、コロナ禍ならまだしも、今後はどうなんだろう? つらい気持ちになったので、リモート通学つながりで、下記の漫画を読んでふて寝しよう。

 〜オチもなく終わり〜

to-ti.in

*1:駅のある場所まで移動し、そこから都会に行くことは可能だが、電車を使うということをやったことがないので思考が制限される

*2:NTT西日本はエリアごとに提供範囲を公開してて面白い→フレッツ 光ネクスト|次世代ネットワークで快適|NTT西日本公式